近くまで行ったので散歩。。。
小野市にある国宝、浄土寺浄土堂です。
この浄土堂は仏寺建築には珍しく屋根に反りがなく、
(厳密には反りが少ないと言えば良いでしょうか・・・)
約18m四方の大きな建物ではありますが、
その反りのない屋根の影響もあり少し小さく見えます。
しかし天竺様と呼ばれる建築様式の特徴でもある挿肘木を間近で見ると、
装飾はほとんどなく構造体が素直にあらわれ、
実際には複雑な組物ではあるのですが簡素で力強い印象です。
この浄土堂は1192年頃の建立なので820年前の建物になりますが、
この当時の新しい建築様式でもありました。
最近は東京スカイツリーの工事記録がTVで放送されたりして
日本の建築技術の高さを実感しましたが、
構造計算もコンピューターもない時代の建築技術に更に驚きです。