ガイドブック片手に電動車イスでスロープを昇ろうとしていました。
しかし・・・
短いスロープの勾配がきついようで少し昇っては戻るを繰り返していたので、
その女性に声を掛けて車イスを押し何とかスロープを昇りきりました。
電動車イスでも昇らないスロープで僕が後ろから押しても後ずさりする程だったので
見た目と実際は想像以上に違うのだと思いました。
やれやれと自動ドアで館内に入ると、そのホテルのフロントは2階にあるようで
中央にはエスカレーターがありました。
近くにエレベーターが見当たらないのでグルグルと探していたのですが・・・
何と、そこにはフロントへ上がるエレベーターがありません。。。
とりあえず、
その女性にはエントランスで待機してもらい2階のフロントで事情を説明すると
フロントマンも一緒にエントランスヘ下りてきました。
後はホテルに任せ僕はここで失礼しましたが、何やら困った表情をしていました。
多分、フロントへ上がる方法を女性と相談していたのでしょう。
余談ですがフロントから上階の客室へは3基のエレベーターがありました。
日本には、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」と言う法規
があるのですが、全くもって意味を成していない事に改めて気づきました。
法施行前の既存建物に現法規を被せる事の難しさは理解できるのですが、
高齢者、障害者の方にしてみれば毎日が昨日の事の様な繰り返しだと思うと・・・
まだまだ、何も始まっていないんだなと思います。