まさかのCCTV(中国中央電視台・中国中央テレビ)の全焼。

OMA(Rem Koolhaas)の設計ですが、
まもなく竣工と言うところで打ち上げ花火が原因で、
たった6時間で全焼とは・・・

全焼したのは付属棟ですが、
初めて新本部の計画案を見たときには、
本当に建物として構造が成立するのかなと思うような形態だったので
竣工が楽しみでした。

ただ現地では「デカパンツ」と言うあだ名みたいですが・・・

火災の原因は最上階付近に花火の火花が燃え移り、
下層階から最上階付近までを貫くAtrium(吹抜け)を
介して火花が上層階から舞い降りて一気に建物を
燃えつくしたみたいです。
勿論、消防設備が竣工前で稼動していなかったのもありますが、
竣工後で多くの人々が建物の中に居なくて良かったと思いました。
防災計画にも新たな規制が設けられそうな事故ではあると思います。

今後の中国経済の停滞を暗示するかのような出来事にみえて
何か大きな反動があるような気がして怖くなりました。

Rem Koolhaasの建物がこのような形になったのが非常に残念です。