漫画家、楳図かずおさん自宅の外壁撤去に関する
裁判の判決が出てました。

判決は、
「周囲の目を引くが、景観の調和を乱すとまではいえない」
として楳図さん側の勝訴でした。

僕個人的には、
日本の一般的な住宅街で(今回は高級住宅街のようですが)
調和と言われても何が調和ですか?と言いたくなりますし、
切り売りされた長方形ばかりの家に、屋根はカラーベスト葺きで
寄棟や切妻屋根は好き勝手な方向を向いて、
壁には似たような柄のサイディング貼りばかりの住宅街で
調和しろと言われても・・・と思います。
色彩も茶系統なら落ち着いて?他の
赤・白なら”色彩の暴力”になるとは思いませんでした。
(このブログも赤に白なんですが・・・)

まぁ目立つ事によって見物人が増え住環境が脅かされると
言うのは十分に判りますが、
まことちゃんハウス程度の形態、色彩なら自由に建てても
全く問題はないのではと思いました。

あくまでも感じ方の違いによるところが大きいので、
原告の人たちと同様に不快に感じる人が居る事も間違いないでしょう。
しかし、
法律などで明確に決まってない以上は同じ事がまた起こると思います。

でも、この手の裁判って少なすぎるように思うのですが、
もっと裁判なり論争などがあって然るべきだと思いませんか?

設計する方としては大変かも知れませんが・・・

グワシ !